Discussion for the end of the war and world peace

「戦争終息・世界」平和」のための議論‧和合の場

 

2020年、多くの話題を生んだ新天地イエス教証拠幕屋聖殿(新天地)イ・マンヒ総会長。彼は40年間の内部紛争で12万人が命を落としたフィリピンのミンダナオ島に命をかけて訪れ、民間平和協定を遂げた国連平和団体「天の文化・世界平和・光復(HWPL)」の代表でもある。朝鮮戦争参戦勇士であり、「戦争終息‧世界平和」を世界規模で唱え続けるイ・マンヒ総会長の平和の歩みは、韓国国内では偏見にさらされ低評価を受けている。画期的な企画力と実行力で世界が認めたイ・マンヒ総会長の平和の歩みを実際の資料と共に公開する。

 

韓国の加平郡にある平和研修院の外観。写真は2017年万国会議3周年イベントの後の晩餐会の様子。(提供:HWPL)ⓒ天地日報2020.12.17

 

平和研修院は(社)天の文化・世界平和・光復(HWPL、代表 イ・マンヒ)が開催する主要なイベントで来賓が出席する会食や各種ミーティング、教育施設として利用される。

全世界の政治指導者、女性‧青年などの市民団体の代表者、その他の国際的な宗教指導者やメディアなど20万人余りが参加した2014年9月の平和万国会議以降、ここでは国内外の来賓が訪れ、様々な会合が行われた。宗教経典比較討論会、宗教人との出会い、平和教育研修などが放送室を備えた地下120席規模のホールで開かれ、また研修院3階では、関係者との会議などが行われた。

関係者によると、2014年9月から12月までの48回の行事をはじめ、毎年10〜20回の公式行事が行われた。この他にもHWPLの平和文化を学ぶために、各国から訪れた学生への平和教育の場所としても活用された。各種議論を通じて具体的な結果が現れたときには、それを発表するための発表会も行われた。

 

代表的な行事として、2018年9月16日に開かれた古城の平和会議がある。それはHWPLと東欧諸国の首脳で構成された「バルト海諸国理事会」の間で、地球の平和解決策を議論する平和会議であった。

これは2014年のHWPLの平和万国会議に参加し、その活動に感銘を受けた東欧諸国の首脳とHWPLが4年の交流を通じて結実した平和の歩みの実でもあった。この席でHWPLとバルト海諸国理事会の共同声明文が発表された。

 

バルト海諸国理事会はバルト海地域で発生する紛争の脅威等に対応するために設立された団体で、ウクライナ、ポーランド、エストニア・ブルガリア・ルーマニアなどの前・現職大統領が諮問委員として構成された理事会である。この日の平和会議にはHWPLイ・マンヒ代表をはじめ、バルト海諸国理事会所属のエミル・コンスタンティネスク、ルーマニアの元大統領、ペトル・ルチンスキーモルドバ前大統領、ステニスラブ・シュシュケビッチ、元ベラルーシ最高議会首席議長、ヴィクトル・ユシチェンコ、元ウクライナ大統領など各国元大統領らが出席した。 また、HWPLの傘下団体、国際女性平和グループ(IWPG)と国際平和青年グループ(IPYG)の代表らも参加した。

 

共同声明文に向けての平和会議では、戦争終息のための根本的解決案、戦争終息世界平和宣言(DPCW)を法的拘束力のある法案に発展させるための協力方案、朝鮮半島の平和統一を達成するための協力方案、バルト海諸国理事会の世界平和秩序事業に対するHWPLの協力方案の4つテーマで議論が行われた。

 

会議後、バルト海諸国理事会のイリーナ・ベレーシチュク議長は「HWPLとバルト海諸国理事会は、韓半島やバルト海の戦争終結と平和の実現のために今回の平和会議を進行した」とし「HWPLは各国で起こる戦争を終結させ、平和な地球を後世に残し、同時に平和的文化を世界に定着させるための平和教育を進めることにした」とし、積極的な支持を表明した。

また「(HWPLと)共に平和的な紛争解決に努めること、そして武力紛争を解決するためには、共同体としてさらなる協力が必要であるとの認識を共にした。韓半島やバルト海地域、さらに世界規模での平和活動の協力のため、本共同声明文を採択した」と、この日の共同合意についての立場を明らかにしている。